おせっかいな私

私はおせっかいである。

困ってそうな人がいたら気になってしまう。

決していいひとというわけではないのは自分でもわかっている。

 

ある日。

白杖の中年男性がマンションの駐輪場に迷い込んでいるではないか。

自転車に乗りはしないだろう、どうしよう、どうしよう・・

 

「すみません~~」と声をかけてみるが反応はなし。

 

「すみません~~~」とボリュームを上げて再度声をかけてみた。

 

男性はたちどまりこちらを振り向いた。

 

「その先は行き止まりですよ~~~」

 

・・・反応なし・・・

 

あれ?

 

駐輪場の奥にある扉からマンションの中へ入っていった男性。

 

あ・・・ここの住人さんだったんだ(恥)